映画『男たちの大和』の感想。ド級のエンターテイメントっていうのはこういう映画のことを言う。

映画『男たちの大和』の感想。ド級のエンターテイメントっていうのはこういう映画のことを言う。

男たちの大和を見たので簡単なあらすじと感想をなるべくネタバレしないように書いていこうと思う。

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作品概要

終戦60周年記念となる2005年に公開され、興行収入50億というすさまじい数字をたたき出したロングランヒット。
辺見じゅんの『決定版 男たちの大和』を原作に菊水作戦における戦艦大和の乗組員のドラマを題材にした作品だ。

男たちの大和・あらすじ

ヒロインが漁船で大和の沈没地点に向かう道すがらで、大和に関わる菊水作戦の特攻の真実を聞かされる。ヒロインの父は大和の生き残りで、彼女は父の生き様を知りたかった。

父は戦艦大和の生き残りだった。

時はさかのぼり、昭和19年。15歳の神尾は特別少年兵として戦艦大和に乗り込んだ。最初は憧れの大和を目の前に気持ち高ぶる少年兵たちだったが、彼らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。

しかし、すさまじい訓練の甲斐もなく、日本の敗戦はだんだんとその色を濃くしてゆく。そして翌年の4月。米軍が開始した沖縄上陸作戦に合わせ、大和は沖縄特攻の命を下されるのだった。

戦艦大和は乗員2千数百名を乗せ、日本史上最大、かつ最後の作戦に挑む。

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菊水作戦とは

菊水という作戦名は、鎌倉時代に活躍した武将「楠木正成」の旗印に由来する。連合軍の沖縄上陸を阻止を目的とした航空作戦だ。この作戦で海軍2,045名、陸軍1,022名の計3067名が特攻により戦死したと言われている。

作戦は一号から十号まで実施され、戦艦大和はそのうちの一号作戦、つまり最初の特攻に水上特攻として参加している。菊水作戦は大和の特攻作戦と勘違いされがちだが、大和は飽くまで作戦の一部であり、主力は特攻機を含む航空部隊だ。

大和などの海上部隊の役割は、航空機が1機でも多く敵の艦隊にたどり着くために、米母艦を引き付けるための囮だった。

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感想・男たちの大和のすごいところ

男たちの大和は戦争映画だ。個人的には戦争映画というと、議論が未だに止まないようにものすごい思想的な押し付けがましさを感じてしまう。男たちの大和にもその点をある程度構えてみたのだが、この映画はものすごいシンプルなストーリーにシンプルなドラマがシンプルに感情に訴えかけてくる。

まさに老若男女誰もが見れる感動作に仕上がっていた。

敗戦の日本を背景に、恋人との、友達との、家族との絆を丁寧に魅せる。菊水作戦とは何かとか、大和の歴史的な背景とか、そんなものは何も知らなくても純粋に映画として楽しめる作品だと思う。

戦争映画にたびたび登場する、洗脳教育を受けて「天皇万歳」とイカれたみたいに言っている描写もない。日本軍兵士が誰にでも理解できる血の通った人として描かれている所もこの映画の良い所。

戦争は悪いものだとか、どっちかが悪くて、どっちかが正しいのかとか、そんなことを考えさせられることもない。「思想」に関わるものはなにもなく、ただただ人と人とのドラマとして、日本史上最大にして最後の作戦を描いている。

はっきり言って分かり安すぎてあざとい感じすらするものの、それでもそこを突かれたら否応ないというところ的確についてくるのでズルい。見終わったら多分みんなこう言うだろう。そんなもん泣いてまうわ・・・(泣)

大和がすごい

ドラマもさることながら、とにかく戦艦大和の圧倒的な存在感がすごい。当時最新のVFX技術を駆使しながらも、広島に総工費6億をかけて実寸代セットを作ってしまうほどのこだわりよう。

ドラマなんかに泣かなくても「ヤマトすげえ・・・!!で2時間みれる」と思った次第である。先にあげたドラマの話も含めて、超ド級のエンターテイメント作品っていうのはこういう映画のことを言うんだろうなぁ。

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