100年以上前の日本最古の映画館・高田世界館を一人で切り盛りする上野迪音さん

100年以上前の日本最古の映画館・高田世界館を一人で切り盛りする上野迪音さん

新潟、上越市の古い映画館。1911年(明治44年)に劇場「高田座」として開業した100年以上の歴史を持つ高田世界館。そこを一人で切り盛りしている上野 迪音(うえの みちなり)さんに注目してみました。

これは映画+建築好きな自分としては無視できない!ついつい目が輝いてしまいます。

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プロフィール・経歴

上野 迪音(うえの みちなり)さん
地元の高田高校を卒業後、横浜国立大学の教育人間科学部マルチメディア文化課程(現在は人間文化課程に名称変更)に入学。映画に興味を持ち出しはじめたのは大学の頃だそうで、映画論を専攻しています。

大学在学中に高田世界館で自主制作映画の上映会を開催したことをきっかけに、2014年から唯一の常駐スタッフとして勤務しています。映画館の企画運営はもちろん、事務やメンテナンス、広報など、さまざまな業務に取り組んでいます。

思い切った決断をしましたね。映画好きと言えば映画監督や撮影スタッフを目指すのが普通だと思っていたので驚きました。自主制作映画を撮っていたり、そっちの道も考えていなかったわけではないでしょうに。

地元ではかなり注目されている人物のようで、こんなインタビューページもありました。写真もここから拝借しております。
新潟県民だより【未来を創る、新潟人 Vol.9】
上野迪音さんはインタビューの中で、この仕事をしようと決めた理由をこう語っています。

地元で、好きな映画に関わる仕事に、ほぼゼロからのスタートで挑戦できる。若い今だからこそできることかなと決心したんです。

縁ですね~。ゼロからのスタートに燃えるなんて、なんて男らしい。将来性や年収なんかが最重要視される世の中で、こんな熱い人もいるんだなと関心してしまいます。

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高田世界館

上野迪音さんが勤める高田世界館は、100年以上の歴史を持つ老舗映画館です。最近ではこういう映画館はどんどん大きな所に淘汰されてしまっていて、田舎ではほとんど残っていないんじゃないですかね。

しかし、デカイ映画館って本当にハリウッドのド派手なやつか、原作ありきの話題性しかない邦画しかやらないんで、センスが一緒でつまんないんですよ。おもしろい映画は他にもたくさんありますとも。

それも映画の良さのひとつではあるんですけど、もっと趣味が偏った映画館がたくさんあればいいのに!!と、田舎住まいでおもしろそうな映画をほいほい見に行けない悔しさを込めてそう思います。そんな自分にとって、新潟の高田世界館は魅力的すぎて・・・。

建物も趣があって良い雰囲気なんですよ。上映が無い日は見学できるそうです。地元にこんな素敵な映画館があるなんて、本当に羨ましすぎる。
高田世界館
高田世界館出典:高田世界館 公式サイトより

活動内容

高田世界館は映画館ですけど、上野迪音さんは映画の上映だけにとどまらず、本当に幅広い活動をしています。映画の内容に合わせていろいろな企画を考えているみたいで、例えば音楽映画+地元バンドのライブや監督と観客とのトークセッションなどなど。「精肉」がテーマの映画を見終わった後に、バーベキューを開いたこともあるんだとか。

訪れる人にとって映画がもっと身近に感じれるようにという配慮でしょうか。今後は映画を中心とした街づくりに繋げていきたいと語る上野迪音さん。デカイ映画館なんかそこら中にありますが、映画を身近に感じられる場所は全国でも本当に少ないと思います。

僕は西日本に住んでいるのでずいぶん遠い場所ですが、映画好きとしては上越市仲町に一度は行ってみなければと思いました。いつか必ず足を運びます。待ってろよ高田世界館!!

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