やっぱりこいつらアホだった!!ModestMouse8年ぶりの新譜『Strangers to Ourselves』

やっぱりこいつらアホだった!!ModestMouse8年ぶりの新譜『Strangers to Ourselves』

あらゆるジャンルをミックスしたUSインディーの至宝!とか大げさに言われてるけど、ただセンスだけでやりたい放題やってるだけのアホなおっさん達。

ジャンル的にはポストロックになんのかね。こんなにアホなバンドいない。

ジョニー・マーが加入してからの5枚目で随分と派手でポップなフツーのバンドになっちゃってて正直ファンやめてた。普通にかっこいいんだけど普通にかっこいいモデストなんてモデストじゃない!と。

やっぱこの人らは突き抜けてナンボなとこある。

ポップさとインディー臭のバランスが絶妙すぎた4枚目『Good News for People Who Love Bad News』の後の作品ってこともあってか、5枚目『We Were Dead Before the Ship Even Sank』はそれ以上を求めて少し迷走してる感じがした。

まぁ今考えるとそんなデリケートなこと考えてるような人間には思えないけれども。

で、ちょうど5枚目出た直後ぐらいに日本に来てたからこれは!ってことでライブに行ったんだけれども、昔の曲とかもすごい派手になってて燃えなかったんだ。

ジョニー・マー加入で盛り上がってた時期でもあったけど、やっぱアイザックに指揮させるとThe Smithの時のジョニー・マーらしさみたいなのは全然なくてなぁ。ギタリストの間では伝説になってるジョニー・マーも良いギタリストって感じで。

Tiny Cityとか大好きなのに、あの抜けたワルい空気感がちょっと豪華になってて、少し残念。当時は一番好きなぐらいのバンドだったし、期待が大きすぎたっていうのもあるんだけど、スタジオ版の抜けた音をライブで聴きたかった。

Tiny Cities Made Of Ashes

そんなこんなで

お前とはもう分かり合えない

と、自分の中で完全に過去のバンドと化してたんだけど、比べて6枚目は良かった。一般的に評価の高い4枚目より3枚目の『The Moon and Antarctica』が好みなぐらい、自分としてはモデストの抜けた感じが好きだったから今回は割りと好きなテイストでした。でも6枚目の空気感は4枚目に近い。

全体的にやりたい放題で、こいつらやっぱアホなんだな!と思わせてくれる良いアルバムだった。思いついても普通は採用されないような変なフレーズのオンパレードで、聴いてて面白い曲ばっかり。

ビデオクリップがあるのは「Lampshades On Fire」と「Coyotes」の2曲(だと思う)。最初はCoyotesの方がわかり易くモデストらしくて好きだったんだけど、最近はLampshades On Fireの方が好き。

Lampshades On Fire


イントロとAメロでブリッジを挟んでるだけっていうすごい変な展開の曲。ベースがめちゃくちゃかっこいい。

ギターとかの歌モノ楽器に合わせてベースが雰囲気を作るやり方が一般的な中で、メインはベースとボーカルだけであとの全部が味付けしかしないっていう構成も面白い。

そういうやり口はメロディーとかあんまりないような曲には多いんだけど、モデストはそういう手法でもめちゃくちゃメロディアスな曲を作るからびっくりする。

それにしても、ビデオクリップは毎回イカれてるけど今回は特にひどい気がするよ。お母さん泣くレベルだよ・・・。

Coyotes


モデストの味である温かい切なさが良く出てるグッドソング。電車に乗ったコヨーテがちょっとウトウトして森の夢を見るとことかめっちゃ切ない。

すごい素直で単純なメジャースケールを恥ずかしげもなく惜しみなく、それでもってこういう独特の雰囲気を作れるのはやっぱすごい。

2002年にポーランドで電車に乗ったコヨーテが目撃された事件があって、それに着想したんだとか。歌詞は「人は愛を叫ぶけど嘘ばっかやん?」っていう内容。

他の曲も面白い曲ばっかりだったけど、やっぱり一番は3枚目『The Moon and Antarctica』。でも4枚目の『Good News for People Who Love Bad News』方が断然聴きやすいので、モデスト聴いたことない人は4枚目がおすすめです。

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