【五輪パクリ問題】佐野研二郎が原案もヤン・チョヒルト展からパクッてた件。さすがに使用中止に。

【五輪パクリ問題】佐野研二郎が原案もヤン・チョヒルト展からパクッてた件。さすがに使用中止に。

9月1日、五輪組織委は佐野研二郎氏のデザインした五輪エンブレムを使用中止にすることを発表。あれだけ“パクっていない”と言って押し通そうとしていたのに、ここにきての急展開。

おそらく原因は組織委がパクってない根拠として発表したデザイン原案も、どうやらパクリだったという説が信憑性を帯びてきたからか、それとも佐野氏側から何かしらのアンサーがあったのか。

パクったとされる元ネタは銀座で開かれたモダン・タイポグラフィの巨匠、ヤン・チョヒルトの展覧会のロゴ。佐野研二郎氏が展覧会を知っていたと思われる証拠も揃っていて、審査員側もいくら博報堂の身内だったとしても流石に擁護しきれなくなってきたか。

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ヤン・チョヒルト展との比較

上の画像がそのヤン・チョヒルト展の入り口の様子。写真だけでもう何の説明も必要ないほど似ているが、一応ロゴだけを並べて見てみよう。

ヤン・チョヒルト 佐野研二郎 パクリ

完全に一致と言って言い程の一致っぷり。ヤン・チョヒルト展のロゴをデザインしたのは武蔵野芸術大学教授の白井敬尚氏ではないかと言われている。

証拠と佐野氏のコメント

ヤン・チョヒルト展の存在を知っていた証拠と言われているのが佐野研二郎氏の事務所「MR_DESIGN」からのこちらのツイート。佐野研二郎 ツイッター ヤン・チョヒルトMR_DESIGNのアカウントは既に退会していて残っていない。

ただ、一応事務所のアカウントであり、誰が管理していたのかという話にもなってくるため、証拠として突き付けるには少し弱いかも知れない。

佐野氏はエンブレムを取り下げた理由を「五輪に悪影響を与えるため」とし、この件については「記憶にありません。全く模倣していません。オリジナルのもの」という姿勢を崩さない。

ここまでくるともう清々しい。使用中止になっても盗用したとは認めない。

パクリを認めろ!と詰め寄る気はないが、まるで騒いでる世間が悪いとでも言わんばかりのこの態度。

ここで改めて、盗用疑惑が話題になった一ヶ月前の佐野氏のコメントを見てみよう。

「この度は、ベルギーのデザイナーの方から盗用ではないかとご指摘を受けたことについては大変驚いてはおりますが、全くの事実無根です。まずはじめに誓って申し上げますけど、今回のエンブレムはアートデザイナーとしてこれまでの知識、経験を集大成して考案した作品だと思っております。大変光栄なことで、このチャンスにブラッシュアップを何度も繰り返し、世界に類を見ないエンブレムができたと私自身、確信しました。力を出し切って真にオリジナルなものができたからこそ、自信を持って世の中に送り出せるものになったんだと思います」

いやー、笑いが止まらんね。

ブログでは散々“盗作かどうかは問題ではない”という態度を一貫してきたが、ここまでのものが揃っていて、こう面と向かって「盗作ではない」と言われると、普通の神経してたらツッコミたくもなりますわ。

さすがに使用中止に

組織委
ここまで出てきて、2015年9月の今日、組織委もようやく使用中止にする方針を固めた。しかし、もう遅すぎる。最初に疑惑が出た時点で選考をやり直すべきだった。その前にも騒ぎを大きくしないチャンスはあった。

審査員を代表した永井正一氏のコメントは以下のようなものだった。

「(商標登録を確認したところ、原案と)似たようなものがほかにあったようだ。そのため佐野さんの案は、元のイメージを崩さない範囲でパーツを一部動かすなど、組織委の依頼で何度か微修正された。最初の案は(類似性が指摘されている)ベルギーの劇場ロゴとは似ていなかった。盗作ではない

ベルギーの劇場ロゴと同じレベルでヤン・チョヒルト展のロゴと似ていることが分かった今、この話はもう全く盗作ではないという根拠にならない。というより、そもそも大きな問題は佐野氏の他のスキャンダルだ。

組織委、審査員も責任者としてそのことに言及するべきだった。佐野氏一人に説明を任せるべきじゃなかった。エンブレムを使用中止にしてそれで終わりでは、まるでトカゲの尻尾きりのようにも見える。

審査員側の立場から言えば、問題は盗作かどうかの一点で、佐野氏の他の作品について言及するのは分を越えているように思えるかもしれない。選んだ手前、引けないプライドもあっただろう。信用に関わる問題だ。

しかし、言及しないことで“デザイナー”という大きなくくりで世間の信用を落としてしまった。“審査員も組織委もグルだ”なんて話が信憑性を帯びてくるほどの事態になっている。責任の所在はどうあれ、これはもう紛れもない事実。

今回、佐野氏のエンブレムは使用中止となったわけだが、こうなってしまってはその後に選ばれるデザイナーにある種の不名誉が付きまとう。

後になって「佐野氏に裏切られた」と語るのは簡単だが、信じている人やものは=その人間の価値観を表す。「裏切られた」なんて言葉ほどダサい言葉は他にない。審査員、組織委、政府高官含め、「佐野氏に裏切られた」なんてダサことを言わないことを願う。

パクリとデザイナー

佐野研二郎
「似ているかどうか」と言えば似ていると言わざるを得ない。しかし「パクッたかどうか」と言われるとデザイナーの立場からすると悩ましいところだろう。

こうも世界中から似ているデザインを引っ張り出されてこられたのでは、何も出来なくなるというデザイナー側の意見には同情の余地がある。

もっと広げて芸術という観点から俯瞰してみると、似たような映画はそこら中に転がってるし、似たような曲調の音楽はどこにでもある。J-POPなんかパクらないのが難しいと言えるほどパクリまみれ。

数年前にデビューしたバンド・ボヘミアンズなんかひどいものだ。

佐野氏のデザインしたエンブレムが使用中止となって、一応の決着を見たパクリ問題。逆に言えば、ここまでデザイナーが注目を浴びる機会はそうないだろう。これはある意味チャンスでもある。

「パクリ×デザイナー」という二つのキーワードが注目を浴びているそんな中でも、要素を拝借して咀嚼して吸収し、唯一無二のユニークさを発揮して活躍するアーティスト・デザイナーはごまんといる。外野からの物言いで不遜ではあるものの、逆境にある今こそ腕の見せ所というやつではないだろうか。

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