三池崇史監督の映画作品の感想と評価をまとめてみた【2015】

三池崇史監督の映画作品の感想と評価をまとめてみた【2015】

漫画「無限の住人」をキムタク主演で三池崇史監督が実写化することが決まりました。

今回参加するにあたって三池崇史さんという存在が大きかったですし、映画監督が映画を撮りたいという前提で自分を欲してくれたということが一番大きかったです。
映画監督に求められるというのは役者にとって最もありがたいことなので、「三池崇史監督が僕のことを要してくださった」という事実に、自分の中でなんかざわめいた、という気持ちがありました。
木村拓也コメント

キムタクがそこまで言う三池崇史監督って、一体どんな監督なんでしょうか?ということで、最近の三池崇史氏の仕事を振り返ってみようと思います。

「無限の住人」の映画化についてと、三池崇史監督について。そして三池監督の2015年の作品の感想についてをまとめました。

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無限の住人

無限の住人(1)
まずは、今回実写化されることが決まった『無限の住人』について。原作は沙村広明による同名漫画で、死なない侍が主人公の剣客時代劇。

最近では『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』や『テラフォーマーズ』など、最近では漫画やアニメを原作にした作品が多い三池氏にとっては、そんなに珍しいチョイスでもないですね。

「映像化が難しい」と言われているのは、死なない侍が主人公でグロテスクな描写が多いこと、かなりの長編であり、2時間の尺に収めるのが難しいことからではないかと想像しています。

アニメ化もされていて、TVでは全13話が放送されましたが、「漫画の面白いシーンがほとんどカットされていた」「これで終わり?っていう中途半端な終わり方」という声も聞こえてきます。

13話、役260分の尺でもそんなふうに言われる『無限の住人』のプロットを映画というフォーマットにどうアジャストしていくのかは、腕の見せ所ですね。

木村拓也を起用した理由については、監督自身はこう語っています。

「昭和と平成を串刺しにするスーパースター・木村拓哉を用心棒(主人公の万次)につけた我ら映画界の逸刀流・三池組は世界最強である。これはそういう映画です。」

Vシネマ時代に活躍した監督だけあって、バイオレンスはお手の物。とりあえず、「キムタクかっこいい!!」っていう映画になるのは間違いないでしょう。

あらすじ

木村の演じる主人公・万次は、<百人斬り>の威名を持つ伝説の侍。唯一の肉親である妹を眼前で殺され、自らも満身創痍で仇討に向かうが、目の前に現れた謎の老婆に不老不死の肉体を与えられ、無限の命を生きることになる。

そして、逸刀流(いっとうりゅう)に両親を殺され、実家の剣術道場を潰された少女・浅野凜(あさのりん)は仇討ちを遂げるため、万次に用心棒を依頼。依頼を受けた万次は、凜と共に逸刀流との戦いに身を投じてゆく。

三池崇史監督の評価

三池崇史
代表作は本当にたくさん。コメディからバイオレンス、ホラー、まで何でもござれ。最近ではゲームやアニメ、漫画を原作にした作品が多く、『クローズZERO』や『悪の教典』、『逆転裁判』『竜が如く 劇場版』も彼の仕事です。

仕事は来たものは何でも請けると公言していて、めちゃくちゃ多作。年間2~3本は当たり前、多い年には9本もの映画を公開した年もありました。

1998年には『TIME』誌が“これから活躍が期待される非英語圏の監督”として、ジョン・ウーと並び10位に選出するほど、国際的な評価も高い監督。ハリウッドからの仕事の引き合いもありましたが、ほかの仕事にかかわる事を禁止されたため、自分の気質に合わないとして断っています。

最後に、三池崇史監督の今年2015年の公開映画の2本をご紹介します。

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風に立つライオン

Screenshot風に立つライオン 名曲から生まれた奇跡の物語
さだまさしの名曲「風に立つライオン」に大沢たかおが惚れ込み、映画化を熱望したことから始まった。監督は日本を代表する鬼才・三池崇史。さだまさし×大沢たかお×三池崇史のタッグが送るケニアを舞台にした壮大な感動作。

俳優の大沢たかおがさだまさしの名曲「風に立つライオン」の実写映画化を熱望し、そこに三池監督が加わり制作が始まった映画。2015年3月に公開されました。

ケニアで国際医療ボランティアに従事した実在の医師、柴田紘一郎を曲にした「風に立つライオン」をそのまま映画化しているので、限りなくノンフィクション。

実は『風に立つライオン』は見たんですけど、三池監督の映画という雰囲気はあまりなく、与えられた仕事を全うしたという印象です。

曲の雰囲気に合わせて全体をぼかしたかったのか、メッセージ性を強調せずに印象だけを残したかったのか、いずれにしても素直な起承転結ではなくて少し見辛い印象を受けました。

“ヒューマンドラマはあまり得意ではないのかも知れない”とちょっと思ってしまいましたね。その点、『無限の住人』は三池崇史の畑な感じがするので、期待できるかも。

極道大戦争

「原作なしのオリジナル脚本で好き勝手やるぜ!」という原点回帰のコンセプトの元に作られた極道大戦争。

ヤクザに噛まれたらヤクザになるという荒唐無稽の設定で、脚本に沿って紡いだ伏線もメッセージ性も全部ぶっ飛ばすキチガイ映画。普通に見たら分けがわからないので三池ファン以外の一般人にはお勧めしませんと方々で言われています。

なんでそんな評価が下されるかというと、原点回帰し過ぎ!ということらしいです(笑)

数々のメジャー映画作品の監督を務める顔は、世を忍ぶ仮の姿。三池崇史の本当の姿はこっちだ!ということで、昔ながらのファンはなかなかに楽しめたようです。多作な三池監督の作品の中には『極道大戦争』よりもぶっ飛んだ映画もいくつもありますので。

たとえば・・・

もう“極道”って一体何なのか分からなくなってきました・・・。ちなみに、『極道恐怖大劇場 牛頭GOZU』はVシネマとして初めてカンヌ国際映画祭に出品されました。

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