【TED】未来の教育は誰もが生徒に、先生になれる。

【TED】未来の教育は誰もが生徒に、先生になれる。

ビデオ教育で世界を変えようと目論むサルマン・カーンによる講義。TED初心者がまず見ておくべき動画にまとめられていたりする有名な講義です。「ビデオ教育による教育の再発明」というタイトルでテクノロジーを使った新しい学校教育のメソッドを提案しています。

Sponsored Link


理解を視覚化できる利点

Khan Academyがやろうとしていることは、何よりもまずこのことが大きいと思います。自分はどの程度出来るのか、今何をしていてこれから何を学んでいくのか。何が理解出来ていて、何が理解できていないのか。

こういうことが客観的に分かって、しかも共有できるってすごいことです。

何か勉強をしようとする時、まず理解するべき点にアタリをつける作業をします。そうしなければ、何を学べばいいかわからないですしね。ですが、つけたアタリは全然確実じゃありません

だいたいこの辺かなぁ・・・っていうなんかモヤァっとした感じ。

Khan Academyのメソッドは、個人レベルでの理解を知識マップで視覚化し、さらにそれを個人レベルで管理、共有できる。このことが可能になると教師の立場が大きく変わっていきます。

教師の視点が変わる

教師は「修めた学問を教える職業」というのが一般的な認識だと思います。Khan Academyの教育は、教師と生徒の関係そのものを変革します。

サルマン・カーンは講義の中で“人間的”という言葉を繰り返し使っています。これは教師と生徒の関係が「教える人と教わる人」という上下の関係から、「理解する人とそれを手伝う人」という同じ目線に立った関係にフォーカスしているのだと思います。

教師は「修めた学問を教える職業」から「学問を修める手伝いをする職業」に立場を変えていきます。言うなれば教師から教育現場監督へ。

もちろん、生徒と同じ目線に立つとか、そういう意識は大切です。ですが、意識だけでどうにかなることって実はあまりなかったりします。そういうところを「先生の時間を作る」という具体的な方法論で変えていけるKhan Academyのビデオ教育は、とても未来的なうねりに見えてきます。

すごい!すごいぞKhan Academy!

誰もが生徒で、誰もが先生に

Khan Academyの取り組みは、講義の中で言っていた「宿題と授業を反転させる」ということから「反転授業(flipped classroom)」と呼ばれています。講義をオンラインで、教室では先生と生徒が対話して授業をする新しいスタイルは徐々に市民権を得てきています。

ふと考えてみると、こうしてTEDで講義を見ている自分もその渦中にいることに気付きます。応用課題を出してくれる先生はいませんが(笑)

人生はいつまでも勉強。ほんとに勉強すればするほど世界は広がって、興味はあちこちに飛び火していきます。カーンが口にした「ひとつの教室」となった世界は、もうすぐそこまで来ているのかもしれませんね。

Khan Academy公式サイト

Sponsored link

疑問、質問、反論、感想などございましたらお気軽にどうぞ!

*