怪物はささやくの解説と感想。最後のオチは泣いちゃう。ネタバレあり。

怪物はささやくの解説と感想。最後のオチは泣いちゃう。ネタバレあり。

怪物はささやくをTSUTAYAで借りて見ました。予告編を拝見してずっと気になってたんですが、一体この怪物は何??

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簡単あらすじ。

13歳のコナーは、母親のリジーと2人で暮らしてます。悲しいことに母親は末期ガンでした。

「母親が死ぬかもしれない、でも認めたくない」とコナーの心は揺れ動きます。
リジー引用:ぴあ映画生活
そんな複雑な心で過ごしていたコナーですが、12時07分になった瞬間に突如木の怪物(イチイの木)が現れ、コナーに3つの物語を語るのでした。

怪物は囁きます。「4つめはお前が物語を話せ。」

この怪物は悪夢か?妄想か? 怪物の目的はなんなのか?3つの物語を聞いたコナーは自分の心を怪物に少しずつさらけ出していくのだった。

そして、最後に知る本当の真実に13歳は涙する。
コナー引用:マイペースナイト

解説

最初にネタバレしますが、怪物は完全に妄想と夢が混ざったコナーの虚構です。コナーの現実感はんぱねー空想には原因があります。

リジー(母親)は美大に通っていたことがあり、絵をコナーに教えていました。

その影響から、コナーは13歳になっても自分の好きな絵を書き続けて、頭の中で妄想を膨らませていたのです。

ファンタジーな世界を妄想するのがクセとなり、無意識に妄想や夢で木の怪物を誕生させたと言えます。

さあこの無意識から出てきた木の怪物は一体何か??ここが大事なところです。

これからネタバレ注意な話をします。

怪物の正体。

イチイの木の怪物にはどんな病も治す力があることを知ったコナーは、怪物にお願いをします。

「お母さんの病気を治して!!」

怪物は、囁きます。「俺が現れたのは、お前の母親を助けるためじゃない。お前を癒すためだ。」

実は怪物を生んだのは、末期ガンに犯されたリジー(母親)でした。実は、リジーが子どもの頃に想像で描いたのが、イチイの木の怪物だったのです。これが一番のオチ。

そして、怪物が話す3つの物語もリジーが考えた物語。一冊の本に物語と怪物を描き絵本のようにしていたのです。

母親の死後、コナーはその絵本を見つけて自分の妄想と想像の正体を理解します。

コナーが作り出していたと思っていた怪物も、そして怪物が話す物語もコナーがもっと幼い頃に母親が読み聞かせてくれたオリジナル絵本から生まれたのです。

きっとコナーの潜在意識に眠っていたのでしょうね。母親の死が近いこと。学校でのいじめ。自分の居場所。それらに悩むコナーを助けるかのように、潜在意識から飛び出してきたのだと僕は思いました。

母親が作った絵本は、息子の心の奥深くに入り込んでいたのですね。

さて、3つの物語を話終えた怪物。「4つめの物語は、お前(コナー)が話せ」と囁きます。つまり。「母親が考えた物語(人生)はここまでだ、次はお前が物語(人生)を描き出すんだ。」ということになります。

そうです。これは、子どもが母親の死をきっかけに、自分の弱さと向き合い成長していく映画だったのです。

感想。

僕はあるシーンで騙されました。「は?どうゆうこと??」と怒りを覚えそうなところがあったんです。しかし、最後に「あっ!!なるほど……」となります。

それは、危篤状態のリジーにコナーが抱きつくシーンです。時刻は12時07分。コナーが想像した怪物が背後に現れます。

コナーの想像した怪物です!!!なのに!!コナーと抱き合ってる危篤状態のリジーはコナーの背後に現れる木の怪物と目が合いますが、驚きもしませんでした。

昼間の学校にも現れた木の怪物ですが、誰も見えてなかったのに………

このシーン見たとき「え!?なんで驚かないの!?結局この怪物は何??危篤状態だから?死神的な感じなの??わからない!!」って頭が混乱したのですが、実は母親が怪物を見えてもおかしくないんです。

だって母親も幼少期にコナーと同じように木の怪物(イチイの木)を想像で作り出し、空想に浸っていたからです。

最後のオチでこの事実がわかるので、涙が止まりませんでした。きっとリジーも子どもの頃に怪物と語り合っていたのでしょう。

つまりは、コナーを癒すために現れた怪物は、母親の愛情そのものだったということですね。子を想う母親は最強です。

コナーの心を救ったのは、リジーの作った絵本だった。そして、4つめの物語はコナーの真実になります。いやーほんとよくできてる。

スペインのアカデミー賞と終われたゴヤ賞を9個も獲得してる作品だけあって矛盾がないし、伏線回収もしっかりしてます。

子を持つ親はみんな見た方がよろしいですね。

子どもの潜在意識ってまじでむき出し上等ですよ。w そして大人になるに連れて潜在意識の声に耳を傾けなくなるらしいので、幼少期に一緒に過ごす時間って本当に大事なんだなって勉強できました。

僕も昔、小学生の頃に小さい博士みたいなのを想像して1人でブツブツ喋りながら下校してたことがあります。w

我ながら危ない遊びです。あれはあれで楽しかったでけどね。何喋ったかは全く覚えてないけど。w

くだらない妄想こそ自分を数ってくれるヒントが隠されたろしてるものなんでしょう。なので、これからはもっとくだらない妄想して楽しむことにしました。w

お子さんと一緒に見たりするのもいいですね。悲しさも学べるし、ありのままで大丈夫だということが知れると思います。

映画って最高だよ……

それでは失礼します。

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