エディージョーンズ退任は年棒が理由?清宮監督の苦言について。

エディージョーンズ退任は年棒が理由?清宮監督の苦言について。

2012年4月からラグビーの日本代表に就任し、恐るべき実績を上げてきたエディー・ジョーンズヘッドコーチ。ワールドカップで強豪・南アフリカを降した、歴史的な勝利の立役者。

残念ながら、今年の8月に退任することが発表され、退任後は南アフリカのストーマーズの監督に就任することが決まっている。

今回は、世界中が驚いた日本の大金星と、エディー・ジョーンズ監督のやり方、退任の理由などについてまとめた。

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ラグビーWC:日本vs南アフリカ

日本vs南アフリカの試合は、9月19日にラグビーワールドカップで行われた。これが始めての対戦だったものの、ファンの下馬評は圧倒的に南アフリカ。

世界ランク3位で過去に2度のワールドカップ優勝経験を持つ南アフリカに、ランク13位で過去のワールドカップ戦績1勝21敗だった日本が勝てるはずがないというのが大方の見方だった。

1勝21敗ということは、対戦相手が誰であれ、単純な確率論で言っても勝てる確立は10%も無い。

だが、日本は勝った。選手たちをこの歴史的な勝利へ導いたと言われているその人こそ、エディー・ジョーンズだ。

エディー・ジョーンズの鍛え方

彼のチーム作りは、選手をフィジカルから徹底的に強化していくというもの。一見当たり前の様で、その練習量は凄まじく、過酷なトレーニングの毎日だったそうだ。

内容は、フィジカル強化と実践練習とを休みなく繰り返すことで、試合でかかる負担以上の付加を与え、選手たちを慣れさせるというもの。

他のスポーツに比べて、接触プレーが多いラグビーでは、もともと身体が小さい日本人はどうしても不利。世界基準の外国人選手たちの裏をかく為には、動き続ける体力と渡り合えるフィジカルがどうしても必要になる。

練習合宿の数も格段に増え、年間130日も合宿に費やしていたという。主力選手を1年の1/3も代表に送り出している国内のリーグチームからは、さすがに不満の声があがっている。しかし、それに対してエディー・ジョーンズは、ワールドカップで勝つために必要な練習だと、自ら頭を下げて説いて回ったという。

もっと詳しく知りたい人は、昨年の記者会見でエディー・ジョーンズが日本代表の強化策について語った動画があるのでそちらを参考にしていただければと思う。かなり長いが。

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エディー・ジョーンズの考え方

エディー・ジョーンズはとにかく時間と戦っていた。ワールドカップは日程が決まっている。それまでに出来ることは全てやる。目標を現実にするために何が必要か、出来ることは何か。彼はそれを選手だけでなく、自分自身にも問い続けていた。

まだ選手も来ていない朝5:30に練習場に現れ、自身の体の準備するために筋力トレーニングを行う。優れた指導者だと思える人がいれば、一見ラグビーに関係ないと思われてもすぐに会いに行った。エディー・ジョーンズは自分のコーチングに対して、あくなき向上心を持っていた。

著書の中で、彼はこう語っている。

選手に指導するように、自分自身も指導する。つまり、自分のコーチングに自ら従うんだ。これにより、コーチは常に、向上心を保つことができるようになるものなんだ。選手に規律を求めるのであれば、コーチ自身も規律を守るべきなんだ。
著書:エディー・ジョーンズの言葉

誰しもが経験があることと思うが、自分をコントロールするのはとにかく難しい。計画を立てることももちろんだが、甘えなく決められたことを実践することも。

ワールドカップでの勝利は、エディーのコーチングに対する姿勢が間違っていなかったことを証明した。彼のこの姿勢が、日本代表を勝利に導いた監督というだけでなく、優れた指導者として分野を問わず注目を集めている。

エディー・ジョーンズの年棒

日本代表のHCとしての年棒は公表されていない。

南アフリカの新聞が報じているところによると、次に監督を務める南アフリカ・ストーマーズからは、年棒4800万円を提示されているという。日本代表の年棒はそれよりも下だと考えるのが妥当だろう。

日本国内にプロリーグがなく、プロモーションやスポンサーからの収入が期待できないラグビーでは、4800万円以上の年棒を捻出することは不可能に近い。

退任の理由

記者会見では、退任の理由は明らかにされなかった。年棒が理由だとすれば、日本代表がジョーンズHCに支払っていた額は4800万円を遥かに下回っていたと考えられる。

英紙では「退任は日本の熱意不足だ」という刺激的な見出しで、この一件が扱われている。同紙の単独取材に応じた際のエディー氏は、このように語っているという。

「スーパーラグビーのために身を粉にして働いたが、何もうまくいっていない。日本ラグビーには多くの問題があり、正しい方向に進むとは思えない。(このままの体制で)今のポジションを保てる自信がない」
引用:エディーHC 退任理由は「日本の熱意不足」英紙に刺激的見出し

また、退任を聞いたヤマハ発動機を率いる清宮克幸監督は、怒りをあらわにしているという報道もある。

「このタイミングでの発表は不思議。W杯直前にやるようなネタではない。目前にW杯がある中で、次の仕事のことを考えるなんてひどい。ばかにしている」
引用:清宮監督「ばかにしてる」エディーHC退任に怒!

「ばかにしている」だけを読んでしまうと「エディーHCvs清宮監督」の構図が思い起こされてしまうが、この件はエディー・ジョーンズ本人に対してというよりも、この時期に記者会見を行ったことについての苦言だったよう。

合宿の件といい、退任のことといい、清宮監督だけではなく、国内のチームの監督と確執があったのではないかとする意見も耳にするが、それは少々考えすぎではないかと思うものの、英紙に載ったインタビューの内容を見ていると、「エディー・ジョーンズvs日本ラグビー界」という構図は少なからず存在しているようだ。

ともあれ、エディー・ジョーンズを通して日本のラグビー界に興味を持った人も少なくないだろうし、彼が残した実績を辿ればその影響力は計り知れないものがある。

このタイミングでの発表に、何らかの意図があったのかどうかは定かではないが、エディー・ジョーンズなき後の日本代表がどう変わっていくのかには、興味をそそられる所。とりあえず、ワールドカップ終了まで目標のベスト8に向けて頑張ってもらいたい。

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  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 通りすがり

    「年俸(ねんぽう)」ですよ。

    • By ぽんぬふ

      ですね!!!!

      違うんです・・・私じゃないんです・・・Macの変換があほ過ぎてそのまま・・・。

      ・・・・すいませんでした!!!!

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